Zero-PIIモード
Zero-PIIモードはフィンガープリンティングを無効にします。ブラウザやデバイスの特性もデバイスIDも使わず、行動シグナルのみを使用します。このモードでもIPアドレスは検証のため(レート制限、発信国の判定)に処理されますが、平文では保存されません。
SilentShield はもともとプライバシー重視です
標準モードでも、SilentShieldが収集するのはメタデータのみです。フィンガープリントは元に戻せないSHA-256ハッシュとして保存され、IPアドレスはサブネット単位でマスクされ、キー入力の内容やユーザーエージェント文字列は保存されません。Zero-PIIモードはさらに一歩進んで、フィンガープリンティングを完全に無効にします。
Zero-PIIモードで変わること
Zero-PIIモードを有効にすると、次のデータ収集が無効になります:
| シグナル | 標準モード | Zero-PIIモード |
|---|---|---|
| キー入力のタイミング(IKI、押下時間) | 収集 | 収集 |
| マウスの動きとエントロピー | 収集 | 収集 |
| フォーカスと表示状態のイベント | 収集 | 収集 |
| スクロール位置 | 収集 | 収集 |
| Canvas フィンガープリント(SHA-256) | 収集 | 無効 |
| WebGL フィンガープリント(SHA-256) | 収集 | 無効 |
| AudioContext フィンガープリント(SHA-256) | 収集 | 無効 |
有効にする方法
Zero-PIIモードを有効にする方法は2つあります:
ダッシュボードから
APIキーに移動してキーを選択し、ウィジェット設定を開いて「Zero-PIIモード」をオンにしてください。
検出精度への影響
Zero-PIIモードでは、スコアリングの重みが再配分されます。フィンガープリントに基づくシグナル(10%)は行動シグナルに振り替えられます。ほとんどのユースケースで、検出精度は高いまま維持されます。
| カテゴリ | 標準モード | Zero-PIIモード |
|---|---|---|
| キーボード(IKI 平均) | 30% | 35% |
| キーボード(休止) | 20% | 22.5% |
| マウス(エントロピー) | 20% | 22.5% |
| マウス(速度) | 5% | 5% |
| コンテキスト(フォーカス/表示状態) | 10% | 10% |
| デバイスの機能(フィンガープリント) | 10% | 0% |
GDPR とコンプライアンス
Zero-PIIモードは、厳格なプライバシー要件を持つ組織に最適です:
- フィンガープリンティングのための GDPR 第6条の同意は不要 — フィンガープリンティングを行わないため
- 生体データに関する委託処理契約は不要 — 収集するのはタイミングのパターンのみです
- GDPR第25条(データ保護バイデザインおよびバイデフォルト)に完全準拠
- フィンガープリントデータに関するデータ主体アクセス要求(DSAR)は発生しません — そのデータが存在しないため
Zero-PIIモードを使うべき場面
最大限のプライバシーが求められる医療、行政、金融のフォームにはZero-PIIモードをご利用ください。ほとんどのWebサイトでは、標準モードでもすでにGDPRに準拠しており、より高い検出精度が得られます。